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第3回2009年度サステナブル建築賞受賞

イベント

東金テクニカルセンター3賞目

2010年2月19日金曜日 (財)建築環境・省エネルギー機構による 第三回平成21年度サステナブル建築賞の表彰式が虎ノ門霞ヶ関ビル 東海倶楽部 阿蘇の間において行われ、弊社東金テクニカルセンターが審査員奨励賞を受賞しました。(設計/施工 清水建設(株))
今回の受賞を含め、東金テクニカルセンターは、2007年度第20回日経ニューオフィス賞、2007年度第14回千葉県建築文化賞に次いで、3賞目の受賞となります。

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省エネルギー機構 理事長

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タクボ社長 佐々木

サステナブル建築賞とは、国が定める省エネルギー月間(2月)に、環境負荷低減、省エネルギー、省資源及びリサイクル等に配慮したサステナビリティに優れた建築物を「サステナブル建築賞」として表彰するもので、建築省エネルギー賞、省エネルギー賞、環境・省エネルギー賞、そしてサステナブル建築賞と変遷を重ね、今回平成21年度で通算13回目。サステナブル建築賞に変わって第3回目。2年に1度の審査となっています。

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テクニカルセンター全体

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正面入り口と太陽光発電パネル

 

審査員のコメントーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
郊外にあるやや高台の工業団地の一画に立地するが、金属の質感を柔らかな曲線に包み込んだ外観は、周囲の機械的で無機質な工場や倉庫群とは明らかに一線を画する“美しさ”を醸し出している。加えて、様々な建築的ならびに設備的取り組みが効果を発揮し、中小規模の環境配慮建築のモデルとなりえる建築となっている。海に近い気候や西側にある斜面などの地勢に配慮し、その特性を生かした計画となっており、特徴的な外観とともに、高く評価できる。
鋼板による屋根から壁へと連続した外装を断熱材と一体化して施工し、躯体の省エネ性能を向上させている。一部の隙間の多いディテールには疑問が残るものの、総じてうまくまとまっている。南面玄関上部に設置された太陽光発電装置の、建築と一体化した仕上がりも高い水準にある。事務スペースを北に面する位置に天井を高く取って設けているが、床放射を兼ねた超低速床吹き出しの空調がドラフトを防いで快適な温熱空間を作り出し、また全面ガラスの壁面とトップライトが安定した天空光を効果的に取り込み、人工光の大幅な削減に寄与している。
これらの結果として、1020MJ/m2・年という低いエネルギー消費原単位を実現している。しかしながら、工場や搬送ヤード的な空間も多く、面積に比して就業人数が少ないことから、オフィス部分とその他を区分した原単位では評価が異なる可能性もある。また、空調はパッケージエアコンを主としているが、これらの配置や熱源を含めた制御方式等にはまだ検討の余地があると思われ、より一層の最適化が望まれる。
もちろん、これらを差し引いたとしても全体水準の高さは奨励賞に十分に値するものである。加えて、「創造性が高まり、士気が高まる」建築であるという、使用者側の評価も特記に値する。新しい建物に移って社員の自発的な創意工夫が増え、建物の使用方法にもより深い配慮が行われるようになった、とのことである。サステナブル建築の環境性能の高さが、知的生産性の向上を促した好例となっている。
「申請書の写真よりもはるかに現物のほうがよかった」という評価もあるほどに、現地調査において書面審査時点より数段評価を高めた審査案件であった。
(抜粋)
建築環境・省エネルギー機構
http://www.ibec.or.jp/index.html
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